入院のこと

1月中旬に卵巣嚢腫の腹腔鏡手術をしました!

退院してすぐブログ書いてたのに、下書きに入れっぱなしになってました(笑)

 

入院中は至れり尽くせり、上げ膳据え膳の快適生活でした!

手術して2ヶ月半ぐらいですが、術後半月ぐらいからは「本当に手術したのか?」ってくらい元気で、旅行行ったり温泉行ったりライブ行ったり飲み歩いたり、本当に普通の生活してます。

 

これから手術する方とかの参考になれば幸いなので、備忘録として経過を残しておきますね。怖くないよ!!!(笑)

 

入院1日目

入院前日の夜に飲みに行き酔っぱらって寝てしまったので、全然荷造り終わってなかったです。キャリーケース+ボストンバッグで大丈夫でした。枕とかぬいぐるみとか持って行ったので荷物が多くなりましたが、不要ならキャリーだけでも大丈夫だったと思います。入院のおすすめグッズはのちほど。

 

荷物も多いし術前説明を聞いてもらう必要があったので、母が休みを取って付き添ってくれました。入院に足りないものを買い足して、ランチ(牛タン)を食べてから病院へ。

 

病院ではまず入院手続の窓口へ行き、保険証の提示や個人情報・緊急連絡先に間違いがないかなど確認しました。(限度額認定証を持ってる場合はこの時に出した方が良いです。わたしは提出を忘れていたので後々焦ることになりました)

 

その後病棟に向かい、病室に案内されました。ナースセンターから一番遠い窓側の病室でした。わたしの入院した病棟は婦人科と、抗がん剤で入院している方が多くいて、バタバタする様子もなくのんびりとした雰囲気でした。

個人的には産科と別病棟なのがとてもありがたかったです。産科と婦人科が同じ病室でしたってブログで読んだことあるけど、お見舞いもお祝いムードの方が多くて賑やかだし、独身の婦人科患者には結構キツそうだなと思うので。

 

この日は術前の説明(手術の同意書・輸血の同意書などの記入)があり、先生と母・わたしで少しお話。執刀医から提案されていた卵管の通水検査(水を子宮側から流して、卵管に詰まりがないか調べる検査)もお願いしました。通水検査って痛いと聞いていたので、麻酔中に出来るなら有難いよね。

 

そのあと身体測定、剃毛とおへその掃除、執刀医や麻酔科医・オペ室ナースさんなどたくさんの方が挨拶に来てくれてなんだかバタバタした1日でした。

あと下剤(ラキソベロン)を飲みました。これが難敵でした。

「お通じがあったら教えてくださいね」と言われ、しばらくしたら出るのだろうと思って夕食も済ませお菓子も食べてましたが、出ない!むしろ出る感じが全くない、普段便秘じゃないのになんで効かないんだろう…と落胆。

検温のときに看護師さんに聞いてみたら、「寝てる間に来るかもしれないので朝まで出なかったらまた教えてくださいね」とのこと。

24時以降絶飲食だったので24時まで水分をたくさんとって寝ました。手術は2回目なので、特に緊張することもなくよく眠れました。

 

入院2日目(手術当日)

朝6:00 検温と血圧測定があり起床。日当たりが良いお部屋で良い目覚めでした。

結局寝てる間にもお通じの兆候は全くなく快眠だったので、この時点で看護師さんに報告したら「先生に確認してみますね」と。

浣腸だけは絶対嫌だから今からでも下剤効いて!頼む!と思いながら待つ事15分。

 

「先生に聞いたんですが、浣腸しましょうということになりました~」

 

Oh…

 

浣腸絶対したくないから下剤効いて!って昨日から思っていた願いもむなしくお世話になってしまいました。つらかった…あの3分間トラウマになりそうです。

 

手術は9:00からだったので、8:30ぐらいに担当の看護師さんが来て、手術室までは裏のエレベーターで歩いて移動しました。術衣の中何も着ていないからちょっと寒かったです。

母とは手術部入口の前でバイバイして、名前確認(リストバンドのバーコード管理)して入室です。手術室に入るとまた名前確認と、今日どんな手術をするのかとか、アレルギーはないかとかを改めて確認されていざ手術台へ。

麻酔科医2名とオペナースさんが談笑しながらテキパキと準備をしてくれます。わたしのためにたくさん人が動いてくれてる~、すごいな~、と思いながら軽く麻酔を吸入しはじめました。

 

麻酔科医「眠くなるお薬入れますね~、このまま寝ますよ~」

わたし「お、とうとう寝るのか!でも全然眠くならないけど本当に寝れるのかな?寝れなかったら草生えるわ。っていうか麻酔の先生たちみんなびっくりするん」

 

看護師「〇〇さん、手術終わりましたよ~」

わたし「?」

 

って感じで、無事手術は終わりました。

麻酔中は何か夢を見ていたけど内容は覚えてなくて、でもふわふわした幸せな夢って印象でした。覚醒するときは(あれ?わたしなんで寝てるんだっけ…?あ、そういえば手術してたんだった)って感じで目を覚ましたと思います。麻酔すごい。

下半身はなんとなくずっしり重たい感じ、少しひどい生理痛みたいな感じでしたが、個人的には(こんなもんなんだ)って感じでした。それより挿管してたから喉がイガイガして痛くて、咳すると腹筋痛くて、そっちの方がつらかったです。痰だったら吸引してほしいと思って聞いたら看護師さん曰く「痰ではないんですよね」ってことでした。

術後は左手首に点滴と、鼻から酸素吸入・尿管・足には血栓予防のポンプがついていました。体温37.2℃(この時が一番高くて、あとはずっと平熱)

 

オペ室横の回復室で覚醒してから少し様子を見てもらって、その後ベッドごと病室に戻りました。12:30ぐらいです。

しばらくして面会OKになったので母が来てくれました。母はわたしが思ったよりも元気そうだったので安心したみたいです。術後に説明を聞いた母からどんな手術だったのか聞きました。

 

・左右卵巣嚢腫摘出

・卵管通水検査

・癒着剥離(2ヶ所)

 

意外と盛りだくさんな内容になっていましたが、先生が気になるところは全て処置してくださったとのことで、とにかく感謝です。まさかそんなに癒着してたとはびっくりでした。婦人科系を一括でメンテナンスしてもらった気分です。

 

この日は絶飲食・ベッド安静なので寝返り以外の動きができませんでした。傷も痛かったけどとにかくずっと寝てるから腰が痛くてつらかったです。あと病室が暑くて布団かぶれずずっとバスタオルかけてもらってました…。

ただ熱も無く元気だったので、普通にツイッター見たりインスタストーリーあげてみたりゲームしたりできてなんとか時間をつぶしました。2時間ごとぐらいに看護師さんも来てくれるので安心。

痛み止めは最初使ってませんでしたが、眠剤の効果もあるということで、夜22時ぐらいから寝たいのと痛みが出てきたので点滴で投与してもらいました。するとなんだか頭がぼーっとしてくる時間が増えて、(痛み止め効いてるんだなあ)と考えたり。

静かすぎて眠れないのでyoutubeでディズニーのオルゴール音楽聞いたり、らじらーの過去放送を聞いたりして、2時間ごとぐらいに寝たり起きたりでなんとか朝を迎えました。安井くんとゆうぴさんの声はとても聞き心地が良かったのでぴったりでした。

朝になるとベッドを起こせるのでとにかく早く朝になれ!と思ってましたが、長かった…

 

入院3日目(術後1日目)

朝の検温と同時に血液検査もありました。その後無事ベッドを起こしてもらい、足のポンプもはずれ、飲水も開始。丸1日何も胃に入れてなかったのでちょっと怖気づいて、ストローでちびちび飲んでました。

やっと体を起こせたのですが、その分お腹に負担がかかるのか少し痛みがありました。でも頭上げないとのちのち立ちくらみしたりするので我慢。

 

寝てるよりよっぽどいいや~と思いながら朝のワイドショーを見てのんびりしていたのですがここで

 

ガスでお腹苦しい…っていうかこれお通じかも…?!

まだ歩行訓練してないから勝手にトイレ行けない!どうしよう!

トイレ行かせてくれーーーーーー!!!!

 

となり、慌ててナースコールし状況を説明。

術前の下剤このタイミングで効いてきたのかもしれません(遅すぎ)

T字帯(おむつみたいなやつ)してるからそのまましてもいいですよ的な雰囲気になりそうだったので「トイレ行きたいので歩かせてください!!!!!」と熱弁し(半ば無理やり)行かせてもらいました。

 

歩行可能になると自力でトイレ可能となり、尿管もはずれ、この時点で体につながってるものが左手首の点滴のみになりました~!そして看護師さんが体を拭いてくれて、術衣からパジャマに着替えて、かなりスッキリしました。

 

この日はお昼の全粥からご飯がスタートだったのですが、あまりにもお腹が空いて(健康か)昼前の検温の時に看護師さんに「お腹空きました~」って言ったら「え!?健康!!お昼待たなくても好きなもの食べて大丈夫よ~!」と言われました。てっきりお昼の全粥まではダメなのかと思っていたのでびっくり。ただ突然お菓子を食べる気にもならなかったので(笑)お昼の全粥からスタートすることにしました。

 

お昼は全粥(おかずは通常)夜から常食になりましたがどちらも完食!術後は食欲が落ちる人が多いらしく珍しがられましたが、体力は落ちてるのを感じます。癒着防止に歩いたほうがいいので点滴ガラガラ引きながら病棟内を歩いてましたが、ベッドに戻るとグッタリでした…。

お昼食べて昼寝してたら友達から「キンプリデビューだって!」のLINEが来ていて飛び起きました。この頃から元気な病人と化す。

 

入院4日目(術後2日目)

夜ぐっすり眠れるようになり、生活リズムが戻ってきました。

朝、抗生物質の点滴をして、点滴は終了となりはずしてもらえました!点滴がはずれたのでシャワーOKですよとのこと。早速お昼前にシャワーを浴びてスッキリ。

 

限度額認定証を出すのをすっかり忘れていた事を思い出し、間に合わなかったらとても支払できる額ではないので踏み倒す親に借りるしかないです。焦って病棟クラークの方に「すみません…」と恐る恐る認定証出しに行ったら、快く手続してくれました。優しい人で良かった…。

 

この日から朝昼晩すべて常食になり、お通じもあり体調はかなりよくなりました。

夜は会社の後輩と、友達が入れ替わりでお見舞いに来てくれました。

会社の後輩はおしゃれな佃煮セットをくれました…ご飯のおかずが少なかったのでとても有難かったです!

友達はジャニヲタなのでキンプリデビューの話とぐるナイがケンティーだろって話で盛り上がりました。(次の日にJr.祭りが発表されるとも知らずに呑気な)

 

術後の回復が順調でかなり元気になったので、看護師さんが来てくれる回数が格段に減りました。朝昼晩の検温・血圧測定と傷のチェックぐらいになりました。

主治医と執刀医も1日1回診に来てくれますが、この日は「もう退院できそうですね」と言われ、次の日退院診察しましょうということになりました。

 

入院5日目(術後3日目)

スタスタ歩けるようになり、朝から1階のコンビニでコーヒー買ってのんびり。元気な入院患者だなあと自分でも感心するほどです。

朝9:30ぐらいに退院診察してくれるとのことで、パジャマ姿で外来へ。外来と違って待ち時間無しで診てくれるのでありがたかったです。手術の結果を軽く聞いて(病理診断は次回外来で)内診して異常なし、退院OKとなりました!退院後の外来は2週間後になりました。

その後は医療保険の診断書をお願いしに文書窓口に行ったり、退院決定したので会計に行ったりと事務的なことを済ませました。あとはお昼ぐらいにJr.祭りが発表されて、友達とスケジュール相談したりもしたので、意外とバタバタしてた1日でした。

 

入院6日目(術後4日目)

退院です!早かった~!何でもやってもらっていた入院生活も終わり、また1人で生活していかなければいけないので、ちょっと憂鬱でした(こら)

両親が迎えに来てくれたので、家まではタクシーで帰りました。いくら元気な病人だったとはいえ電車に乗る勇気はなかったので、タクシーは楽で良かったです。

家帰ってから洗濯したりしましたが、やっぱり体力がかなり落ちてるのですぐ寝落ちします。ずっと寝てました。

 

次の日も休んで退院後2日目から職場復帰しましたよ!腹腔鏡はやはり回復が早いですね。びっくりしました。

 

入院生活についてざっくりまとめときます。

【医療費】

限度額認定証を使って、室料差額(窓際希望したので)+食事代で10万ぐらいでした。

手厚い医療・看護を受けて10万は安いなあと思いました。毎月健康保険高いとか言ってごめんなさい。払っててよかったです。

ちなみに某あひるの医療保険で全部カバーできました。女性特約もついてて対象疾患だったので、診断書代入れてほぼプラマイゼロでした。なので実質負担は術前術後の外来くらいです。前に手術した後に親にすすめられて入りましたが、これも毎月払っててよかったです。あひるさんありがとうございました。

 

【入院生活で便利だったもの】

S字フック:ベッドの柵にいろいろひっかけれるのでとにかく便利です。ベッド安静の時はゴミ箱が見えなったので、これにゴミ袋ひっかけて使ってました。

延長コード:ベッドを起き上がらせるとコンセントから遠くなるので、充電しながらスマホとかタブレット使いたい人はぜひ。これなかったら辛かったかも。

ウエットティッシュ:食事前に手を拭いたり、机を拭いたり、なんでも使えるのであると便利です!シャワー入れないときは足ふいたりしてました。

1dayのコンタクト:コンタクト洗ったり保存したりするのがめんどくさいだろうなと思って買いました。寝る前に外して捨てるだけなので便利!おすすめです。

ぬいぐるみ:某ディズニーシーで人気の猫とうさぎを持っていきました。殺風景なので、あると癒されます。あと看護師さんとか掃除のおばちゃんとかが話のネタにしてくれます(笑)抱えて寝ると体が安定して眠りに入りやすくなるので持っていきました。

小さいバッグと財布:売店とかシャワーとか行くときにあると便利です。

ユニクロのワイヤレスブラ:病棟ではしなくてもいいかな?とは思いましたが、外来行ったり売店行ったりするときにやはりあると便利です。カップ付きのインナーでもいいかも。こじはるちゃんがCMしてるやつ買いましたが、めちゃめちゃラクでずっとしてました。っていうか入院じゃなくてもおすすめ!!!!!

 

【持っていったけどほとんど使わなかったもの】

大量の本や雑誌スマホゲームしてることが多くて、本はあまり読まず。細かい文字読む元気が無かったです。友達が雑誌を差し入れてくれたのでそれを読んでいました。

小顔ローラーやマッサージグッズ:マッサージする元気が無かったです。

 

【持って行けばよかったと思うもの】

扇子や団扇:病院の中、個人的には暑かったので必要でした。

足首が隠れる靴下:室温は暑くても足首は冷えていたので、冷えが気になる方は必要かも。

ハンドクリーム:乾燥で手がガサガサになりました…。

 

 

とまあ、かなり経過の良い患者でしたのですんなり退院できました。

手術は2回目だったので恐怖感も無く過ごせましたが、やっぱりはじめての手術の時はすごく怖くて泣いてました。麻酔から覚めなかったらどうしようとか。ドラマの見すぎですかね。でも現代の医療って本当にすごいです。

 

今回手術した卵巣嚢腫は、自覚症状が無いので定期的に健診に行かないとなかなか見つからない病気です。若い人にも多いですが、ほとんどが良性です。大きくなると嚢腫部分だけの摘出が難しくなって卵巣ごと全摘しないといけなくなることもあるそうなので、早期発見することにこしたことはないと感じます。

再発してからは「なんでまたわたしなんだろう?」とモヤモヤ考えることも多かったですが、手術の終わった今は早く見つかって本当に良かったと思っています。

 

 

まあ何が言いたいかというと、やっぱり定期健診は大事!

自分の体は自分でしか守れないんだと痛感しました。

 

婦人科は行きにくいイメージがありますが、通ってしまえば意外と慣れるので行ったことない人はコンビニ行くぐらいの気分でぜひ(無理か)

 

は~Jr.祭り楽しかったな!!術後1ヵ月ぐらいでも全く問題なく大阪行きました(笑)

早く見つかって手術してよかったです(ほんとに)

 

みなさんもお身体は大事にしてくださいね。元気じゃないとオタクできない!